好きなものを好きなだけ。

KinKi担兼アルス担が自由気ままに語るブログ。

堂本光一「PLAYFUL」雑感。

そういえばPLAYFULについて語ってなかったなと。今更ながら感想と言う名の雑感をば。あくまで主観なので辛口なことも言ってたり。一ファンの戯言と思って聞き流してください。

 

1.Tik Tik Tik

たぶんファンみんなが好きなやつ。例外に漏れず私も好きなやつ。光一さんわかってんな。

オシャレなバーでしっとり歌い上げるシンガー光一の幻覚見えます。いやMVでやっとったな。幻覚じゃないよ。いたよ。ビロ闇でシンガーやってる剛くん見て「いいなー光一さんもやってくんねーかなー」と思ってたのが十うん年越しに叶えられたので大満足ですよこちとら。嬉しすぎてつい幻覚かと疑ってしまった。マンモスウレピー(いくつや)

さてこちら、コーラス・ファルセット共に美しい曲。光一さんって音域こんなに広かったですっけ?INTERACTIONALより高い音域で驚きました。舞台で鍛え上げられ磨き上げたんですかね、素晴らしいです。

光一さんのファルセットは良い意味で不安定さがあるので、絞られたサウンドの中でよく映えるんですよね〜!とにかくメロディラインが綺麗だから、より女性的でセクシーさを感じる。艶っぽい。

そして何より吐息すら美しい。吐息の後にブレイク入ってその後の、コーラスが幾重にも重なった「you got me」が聞いてて気持ちいいです。なんかジャズっぽいのに曲の展開がテクノっぽい。初っ端から遊び心出してくるな〜!!

でも全体的に見ると上品なイメージの曲。大人のしっとりとしながらも艶めいている色気、静かな雨に濡れた色気というか。ベルベットみたいな耳触りの曲。

 

 

2.I Want Your Love

まさかの口上で初聴きの時に吹き出した曲。んーなこと絶対思てへんやろ‼️と突っ込んでしまった。

でもよく聞くと普通にいい曲。全体に散りばめられたギターの穏やかさ、爽やかさが気持ちいいですね。夏〜秋の合間の木漏れ陽みたいな。

2番のAメロがラップ調に詰まるのがいいアクセント。サビのコーラスとの掛け合いも聞いていて楽しい。光一節だな〜‼️という感じ。

Tik〜と似たような感じではあるんだけど、これはまた違った曲の感じ。あっちがベルベットならこっちはシルクのイメージですかね。風に揺れて上品な光を纏いながら揺れてるイメージ。

……けどその中の口上なんなん??おもろいからやめて。わろてまう。でも愛してるよって言われて悪い気はしないので私も大概拗らせオタク。難しいお年頃。

 

 

3.Time to go

光一さんの曲で「wow」が入るのってあんまりないイメージあるんですけど、多分そんなことはないかもしれない。ポンコツ脳、記憶がすっぽ抜けている。

AメロBメロはそこまででもないんですけど、サビ入ると「絶対光一さんこれ好きだろうなー!」という感じがする曲。

前二曲と違って疾走感がある。スピード感ある(語彙力)。特にサビ前〜サビにかけての疾走感たまんないですよ、ジェットコースター乗ってるみたいな気持ちになる。サビ前で音の情報を絞って、サビでうわっと解放してくるから気持ちいい。欲しいところに手が届く。ペンライト持ってノリノリで乗れるやつ。

そして白井さん新さんペアの歌詞、大好きなんですよね〜もっと欲しい!ください!お願いします‼️

 

 

4.Rewind

入りがピアノだからジャズベースな感じの落ち着いた曲かな、と思いきや。

なにがなにが、ベースの存在バリ強いしサビなんかガチゴリのロックじゃないですか!詐欺!!となる曲。そういういい意味で裏切ってくる曲。そういうの大好きです……!

サビの「在るのは追憶と」「いつかは消え去って」等、主旋律をコーラスみたいにして音を沈ませてる、潜ませてる部分が好きなんですよ 前の歌詞を受けてあえてしてるのかな、とにかく面白いし癖になる。スキスキ。

「Rewind」って繰り返されてるのも好き。巻き戻し。言葉に込めて、願いを重ねて、でも戻らない。その切なさが好き。

 

 

5.V

ゲーム音楽っぽいな、なんか音ゲーにありそう〜とか思ってたらゲーム音楽作ってる方が作ってらしてたまげるなど。そうか、これがスクエニコラボか……(前情報皆無で挑んでる人)(ちゃんと見なさい)

音楽の展開が音ゲーっぽいんですよ、最後のとことか初見にコンボ切らせるタイプのノーツが降ってくるやつ。

音ゲーじゃなくても普通に戦闘音楽でこれ流れてそう。ていうかそういうゲーム欲しい、RPGのボス戦前とかに宮殿っぽいところで延々音楽と共に流れてくる敵をぶっ倒してくやつ……そういうのやりたい、スクエニさんよろしくお願いします、主人公はもちろん堂本光一で……‼️キムタクも出来たしできる……やってください……‼️(土下座)

ていうかこれ聞くと「今ちょうど、おさんじ中で」が頭の中で再生されて笑ってしまうんですよ。「お前そこは喉から手ぇ出せよ……」も思い出して笑う。自動再生が便利な脳みそ(なお時間、場面は選べない模様)

 

 

6.Melody

嫌いじゃないけど好きでもない。可もなく不可もない感じ。このアルバムじゃなかったら多分また違った印象なんでしょうけど、この中ではなーんかひと癖足りないんですよねーなんなんだろ。

初見で「なんだこのだっせー曲」とチラッと思ってしまった自分がいる(好きな人には本当に申し訳ないこと言ってる)。全体の曲の聴いたことあるなー感とか、「Melody」って歌詞の繰り返しでそう思っちゃうんだろうなー。

聴いてるうちに慣れてきたし別に今はもうなんとも思ってないんですけどね。まぁこれもアリでしょう。

この曲の好きなとこを強いて言うならドラムの音ですかね。キックの音が気持ちいい。そこはすごく好きなんだけどな。

たぶんスルメ曲、聴き込むうちに好きになるかも。

 

 

7.Mutual

シンセの音が気持ちいい、し、これも歌詞が白井さん新さん‼️大盤振る舞いで大興奮‼️

歌ってて気持ちいいだろうな〜という曲。時々入るファルセットが好き。コーラスの重なりも良いところに入ってくるし、時々入る吐息もスキスキ。痒い所に手が届くボーカル、よきよき。

ジャズベースな感じで爽やか〜な曲。ドラムから入るからもっとしつこいかな〜と思ったけど全然そんなことなくて。Bメロ〜サビにかけての、手を取って自然とダンスに誘われるような静かな高揚感が好き。あざとくなくて、とにかく爽やか。

Melodyの後だからかめちゃくちゃ爽やかなんですよ。曲調がシンプル。肩肘張ってない感じ、本当に自然に流れるような感じなので聞いてて気持ちがよくて好き。

伸び伸び踊る光一さんが思い浮かぶ曲。絶対これも好きだと思う。

 

 

8.Day By Day

メチャクチャ明るくて前向き、絶対アルバムに入れる気なかったやろ!?!?ってレベルで浮いてる。でもいい選曲だと思いました(すっごい上から目線)

これまでのソロワークからしたら、舞台以外では絶対選ばれることがなかったと思う曲。それが今ここで入れられたということに光一さんの気持ちにいい変化があったのかなと思いました。今までの光一さんなら絶対「柄じゃない」ってかたくなに入れなかったと思う。

歌詞も前向きで曲も聴いてて楽しい、なんだかんだ好きな曲。「いくつになっても夢を見たい」「一度の人生を最高に」の歌詞がすごく好きです。プレイリスト入り待ったなし。私の中ではふらいんぐぴーぷる'99に並ぶくらいの曲。

歌い方がちょっとミュージカル寄りですね。声が可愛い。昨今では最大級にぶりっ子して歌ってる堂本光一かもしれん。アイヤイヤイ。

 

 

9.Animal

また艶っぽい曲を……!ベースが艶っぽいんですよ、そしてコーラスがまたエッチなんですよ!

この曲、音の情報が少ないんですよね、シンプル故にボーカルがより引き立つので野生的と言うか、無骨な感じで。animalという表題がピタッとハマる。

でも歌詞は都会のことなんですよねー。コンクリートジャングルと掛けてるんやろな。座布団5枚。

でも何度聞いても「アニマル」が「アニモル」にしか聴こえない病に罹っています。わろてしまう。発音がネイティブすぎる……

個人的にすごく癖になる曲。シンプルな曲が一番聴きやすいし、聴く回数が多くなるね。

 

 

10.Foxy Dominator

Animalの後にFoxy、そしてゴリゴリにロック入れてくるところー!!

Foxyはキツネ、と思い浮かべがちだけど、ずる賢そうな、セクシーで魅力的な、等の意味もあるんですよね。Animalで動物繋がりを入れつつ、でもその中身はセクシーで狡猾な支配者の歌詞……キツネにつままれたような感じ。面白いじゃないの‼️

曲の中の「君だけに落ちていく」のファルセットが綺麗で一番好きですね。

初めの方でも言ったんですけど、光一さんのファルセットって不安定さを孕んでるのですごく危うげと言うか、壊れそうな美しさがありますよね。

その声が「君だけに落ちていく」なんて言った日にはもう、本当にクレイジーというか。この人しか見えない!という盲目的な危うさを感じさせて良いな〜!って思います。

 

 

11.Back to you

ライブの後半か最後かで歌うやつじゃん……と思うなど。

あとなんか映画のED曲っぽい。両片思い拗らせた男女のどっちかが違う人と結婚するタイプの悲恋もののやつ(どんなん)

哀愁を感じる曲調、泣かせるピアノとバイオリンですね……シンセ?なんかよくわかってないですけど。←

英語が多めだと失恋モノ未練たらたら曲だとしても軽めに聴けるんですよね〜耳にするっと入ってくるので。そういう意味では聴きやすい曲。好き。

 

 

12.Way To Dark

なんか好きな曲調だ、どっかで聞いた曲の癖だな〜と思ってたらどんちゃんでした。もう聴くだけでわかるほどどんちゃんの癖を覚えてしまってるくらいにはお世話になってる。いつも有難うございます(土下座)

アニメの曲っぽいですよね、なんか「Black hole」とか「star」とか宇宙な感じの、かつ恋愛っぽい歌詞が出てくるのでついマクロスを思い出しました。そういやどんちゃんマクロスデルタでなんか作詞曲してたよね。……してたよね?

ギターがいい意味でうるさくて好き。「君が何を言おうと関係ない」「何を考えようと関係ない」「何を感じようとも」って英語の歌詞が好き。愛した君を投げ捨てて主人公はどこ行くんだろ。やっぱ闇に行くのかな。

 

 

13.Loving You Slowly

「変わらない」の「い」が「ひ」になってて愛おしくなる曲。「変」の「か」はちゃんとしてるのに……あなたも変わらないね……愛い……

なんかやや昔の歌い方に似てるな〜と思いました。なんでかな。何故かSpicaを思い出すなどしました。

そして考えすぎかもなんですけどこの曲、なんか銀色暗号の男側の歌にしか聴こえないんですよね……銀色暗号の女子はどっかひねくれたところがあるから、この曲の「綺麗だよって言っても君は〜」とか、「こっちを向いて首をかしげ笑う」とかがもうそっくりそのまま銀色暗号の「「綺麗だね」初めて云われた時間」と「孤独の次に咲き誇る笑顔捧げる」じゃん……?って思ってしまって……(すぐ関連づけたがるオタクの悪い癖出てる) 

 

☆けっこう今回のアルバムって人間関係において性別をはっきりさせてないなってところが多くあって、時代だなーーと思ったりしました。最後の曲にしても(私は銀色暗号と紐付けちゃいましたが)はっきり男女のことだと読めないので。

多様化する時代に合わせてくる堂本光一、偶然にしてもすごいなと思いました(多分意図的ではないと思いますが)。

 

〜雑感ここまで〜

 

アルバム名にも在る通り、遊び心あふれるアルバムでした。一癖も二癖もある曲が多くて、一見癖のなさそうな曲にしても絶対落とし所をつけてくる。

前回のspiralがほぼガチガチのロックだっただけあって、今回のバラエティに富んだアルバムは予想外でした。年齢を追うごと、アルバムを出すごとに光一さんの内面がよく出てて面白いなーって思います。まぁそりゃソロアルバムなんで当然なんですが。

彼、その時々に好きな曲というか、ハマってる曲ぶっ込んできますよね。最近は言うところのINTERACTIONALみたいなやつが多いなって思います(ファンが好きなのはどっちかといえばSHOW ME UR MONSTERかなと思いますが。いや知らんけど)

 

 

 

正直な話を申し上げますと、最近ちょっとKinKi界隈から離れてたんですよね〜。嫌いとかじゃなく普通にちょっと家出感覚で。

んで今回ソロアルバム出すってんで、どんなもんかと下準備なしにアルバム聴いて、正直「今回のアルバム面白くねーなー」とかバカなこと思っちゃったんですよ。その時はTik Tik Tik以外、心に全然引っ掛からなかった。

んでその姿勢のままどんなもんかな〜とライブ行ったんですが(ガチファンに殺されそうな姿勢で行くなよ)、バカな考えがあっという間に覆されるほど曲の魅せ方が上手くて、本っ当に反省しました。馬鹿なこと思っててごめんなさい。光一さんに向かって土下寝ですよもう。足向けて寝らんないよ。

それから帰って再度アルバム聴き直しましたよ。そしたらどっこい、ライブ行く前と違って曲が全部輝いてるんですよ。ずっとファンやってる時は気付かなかったんですけど、この人の曲は映像、ライブと共に完成するのか!と感動しちゃいましたね。こういう解釈で来るか!と思わず唸ってしまって。百聞は一見にしかずとはよく言ったモノ。ちょっと違うか。

そして現在、「あぁやっぱ私のホームってこっちだな」と一年ほどのプチ家出から出戻ってきました。ハローKinKi界隈久しぶり。

帰ってきたらもっと光一さんが進化してた。じっくりアルバム聞いてはじめてそれを理解しました。すごいね光ちゃん。仕事に関しては天下一品に仕上げてくる姿勢、尊敬します。一瞬でも侮ってしまって申し訳ない。頭が上がりません。

どうか今回が最後と言わず……気が向いたら5年後くらいにまた作っていただけると嬉しいな……いや私も光ちゃんもいくつになんねん……って話ですけどね…………でもまたソロアルバム期待してます。一番いいのはソロワとグループをバランスよく両立させてくれることなんですけどね……(遠い目)