好きなものを好きなだけ。

KinKi担兼アルス担が自由気ままに語るブログ。

Topaz Loveを真面目に語りたかった

というわけで25周年スタートしましたね❗️❗️

というわけで最近しみじみ合作曲を聴いているわけですが、特にTopaz Loveをよく聴いています。

いやはやこの曲はやっぱりすごいな、と思いましたね。

あの時期に自らが感じたであろうことを歌詞に落とし込みながら、恋愛の歌詞として成立させてしまう剛くんの言葉選びのセンスの良さ。

剛くんならできるだろうから、と、他でもないKinKiのため、どことなく切なくて綺麗なメロディを書いてきてくれた光一さん。

そんな二人の久しぶりの合作がすごくないわけないじゃないですか、ねぇ⁉️(やかまし)

 

そんな想いが抑えきれないので、徒然に思うことを書いていこうかなと思います。以下より。

 

 

切なげなピアノ三音から始まるイントロ。ここからもう物語が始まってんすよ。この三音ってなんの意味かなぁと思ってたんですけど答えは見つからず。恋に落ちた音とかかな。

思わずマクロスFシェリルの曲、「会えないとき」を思い出しましたが勘ぐりすぎですねスミマセン。(「会えないとき」っていう歌詞の中に「〇〇〇」っていうのがあって、それをピアノ三音で表すところがあるんですよ。マルの中にはシェリルの好きな人の名前が入るんだろうと思ってるんですけど、絶対これとは関係ないっすね!)

歌の大まかな流れをイントロで示してくるような、光一さんってそういう曲の作りしますよね。愛かたしかり。というか合作に関しては入りをすごく大事にしてる印象があります。展開が丁寧だよね。

 

期待感持たせまくり、そこからの歌詞ですよ。

夜空 弾く 華の灯が
弧を描いてそっと黙る

もうこの時点で堂本剛、天才。(落ち着け)

「夜空を弾く」ってすごい表現ですよね。この一言だけで暗闇をぱっと押し退けて明るくする花火を想像できますもん。闇と光の対比の表し方がすごい。

それが「弧を描いてそっと黙る」わけですよ。闇と光の対比に次いで音の対比も入れてくるわけで。やばない??(語彙力)

それだけでもやばいのに、この歌詞、20周年のイベント中に上がっていた場外の花火のことも想起させる歌詞なんですよ。やばない??(二回目)

 

そこからの

聴こえなくなった続きへ
耳を澄ます寂しい世界

やばない???(三回目)

花火が黙ったことへ耳を澄ませる、のと、自分の耳の状態へ耳を澄ませ聞くことを示すダブルミーニングの歌詞。天才かな??と思いましたね。

しかも前からここまでの四文、花火については光一さんが、聞こえなくなった続きについては剛くんが歌ってるんですよ。

あのイベントのとき、生で花火を見ていたのは光一さんで。そして離れた場所(=寂しい世界)からそれを見ていたのは剛くんなんですよね。その剛くんが「聞こえなくなった(自らの耳のこと)」「続き(=これから、未来のこと、と解釈しています)」へ耳を澄ませてる。

なんて、なんて歌詞を出してくるんですか剛くん。

もう1番のAメロだけでお腹いっぱいなんですけど、そこからも次から次へと天才的な歌詞を入れてくる剛くん。天才か?天才だった。(天才しか言ってないなこいつ)

 

気づかれ始めて高鳴る胸
辿り着きそう…
愛のひと…
どうか Oh 待っていて

耳を澄ませたことで「気づかれ始めて高鳴る胸」の高鳴りがよく聞こえるような気がしますね。天才やん。(何回言うん?)

剛くんのパートだけ見ると「愛のひと/どうか待っていて」と見えるので、光一さんに対するところもあるのかなと考察しました。

ここでふと気付いたんですけど、光一さんが主メロで歌っているパートってひたすらポジティブなことを歌ってるんですよね。この部分の「辿り着きそう」とか、Dメロの部分がそうですよね。

ある意味では「寂しい世界」に生きていない光一さんに対する剛くんの持つ切なさを示しているのかな、というか。もしくは耳を澄まさなくても「寂しい世界」が聞こえているけれども、それに染まることのない光一さんの強さを示しているのかな、とも思いました。

 

Topaz Love…
輝き暴れた宝石 恋の色彩(いろ)の宝石よ
Topaz Love…
あなた目掛けるネオンが綺麗
泣き見惚(みほ)れてる… 大好きよ…

「気づかれ始めて高鳴る胸」に潜む「輝き暴れた宝石」。それが恋の色彩なわけですよ……❗️

トパーズの語源に「炎」があるみたいなんですけど、そうなると冒頭の「華の灯」にも掛かってますね。サビの部分、歌詞としてのギミックも面白いし、恋しているときのキラキラを「宝石」が「輝き暴れた」と表現する美しさがすごいです。

「あなた目掛けるネオン」は言わずもがな、イベントのときの光一さんへ向けられたペンライトのこと。歌の中の主人公からすれば「あなた」を照らす花火のこと。それを泣き見惚れて「大好きよ」なんて言うんだから、もう、もう……!って感じでたまらなくなります。

イベントのとき、剛くんがファンの人のペンライトを見て感じたのがそれなのかなと思うと胸がグッと来ます。初め、その部分は「虹打つ愛のネオンがキレイ」でしたよね。どちらにしても言葉選びが秀逸。素敵。

 

からの二番ですよ‼️

水の中 潜ったような
静寂へと難破したあたし

ここ!ここですよ!!!主メロを剛くん、上ハモを光一さんが歌うんですよ!!!!!

ここすごい面白いギミックだなと思うんですよ。イベント時に二人の曲を一人で歌った光一さん、自分のパートが上ハモで歌うところは上ハモで歌っていたんですよね。そのことを想起させつつ、主メロの剛くんは自らのことを歌い上げている、それがもうたまらなく切なくて胸を打たれるんですよ。

しかも「ハモリ」として二手に分かれてるのはこの部分だけなんですよね。ファンにだけ届くあの日の出来事のこと。そして二手に分かれることでより「寂しい世界」、つまり「静寂」が際立っている。

そして歌の主人公からすれば「聞こえなくなった続きへ耳を澄ます寂しい世界」を「水の中潜ったような静寂」、つまり聞こえないままの「探し求めてた物語り」に置き換えている。そこへ自らを「難破した」と表現しているところに歌詞の面白みを感じます。

解を求めれば求めるほど歌詞が複雑になっていくのに歌っていることはごくシンプルで、なんだか乙女心の複雑さを体現してるかのような。ハモリによって心が二つあるかのようなギミックになっているのが面白いですね。正直ここのハモリだけで一時間は語れる自信があります。(語らんでいい。)

音がここだけ潜るのも面白いギミックだなーと思いました。キックの音がより聞こえてるのがまた。低音(low)が聞こえないと言っていた剛くんの状態も示している気がしました。キックの低音が鳴ってるのに、「静寂」。普通の人にはメインのメロディーラインが無くなったから「静寂」に聞こえるのに対して、剛くんからすれば低音が鳴ってるのに聞こえない、「静寂へと難破」した状態であることを示している。このへんに光一さんの作曲センス……いやこの部分は編曲の域なのかな、すごいもの持ってきてるなと思いましたよホント。怖いわKinKi。

 

どこまでも続く孤独の
青い色に赤らむ

からの❗️二手に分かれたボーカルがここで戻るんですよね〜❗️堂本剛天才じゃん???(何回言うねん)

しかも言わずもがなメンカラの青と赤を入れ込んできてるあたり「わかってるな……」という印象。

ここの歌詩、剛くんの寂しさの片鱗を垣間見られるような気がしますね。「どこまでも続く孤独」、病気の辛さは当人しかわからないし、どこまでも続いている。それこそ人生が終わるまでずっと。でもその中で赤らむ唇を見つけ出せたのは幸か不幸か。KinKiらしく切なくて、前の部分と合わせてすごく好きな部分です。

歌の主人公からすれば水の中のような青い「孤独」のなかであなたの「赤らむ唇」が在る、というのがまた。深読みもできるし浅く読んでも良い。それでいて歌詞をきちんとストーリー仕立てで成立させているのが堂本剛の凄いところ。

 

探し求めてた物語りに
辿り着きそう…
愛のひと…
そこで Oh 待っていて

1番の歌詞で「どうか」と歌っていた部分が「そこで」になっているところがミソよね〜〜(どこ目線?)

剛くんが光一さんに向けた「ステージで待っていて」「『KinKi』という場所で待っていて」というメッセージにも取れるし、歌の主人公としては探し求めてた物語り=二人が結ばれる物語り、「そこで」「愛のひと」は「待っていて」ね、というメッセージにも取れる。二人のことでもあり、歌の中の二人の話でもある。すごいギミックですよねコレ。すげー。(語彙力)

 

Topaz Love…
希望が滲んだ宝石 火の虹打つ宝石よ
Topaz Love…
誰か愛するネオンは綺麗
泣き見惚(みほ)れてる… 大好きよ…

輝き暴れた宝石は恋の色の宝石であり、かつそれが「希望が滲んだ宝石」「火の虹打つ宝石」と表現する堂本剛の頭ん中はどうなってんだ???褒めてる。

火の虹って何だろうなと思ったけど花火しか思い浮かびません❗️花火のように輝き暴れた宝石が恋の色とは恐れ入った。堂本剛はやはり天才(褒めちぎりすぎでは?)(推しはとことん褒めたいタイプ)

ここで見ておきたいのが、一番ではネオンが「あなた目掛ける」ものだったのに対して二番のネオンは「誰か愛する」ものになっていること。

外からあなたに来るものが、今度は「あなた」自身が発するものになっていると解釈しました。「あなた」が誰かに対して恋の色の宝石を輝かせてるのを外から見ていて、切なそうに「泣き見惚れてる」状態になっている。一番は純粋に好きだから泣けるような主人公が、二番で恋する人独特の心で好きな人を切なく見つめている。情景が見えるようで切なくなります。

そしてKinKi目線で言えば「誰か愛するネオン」の「誰か」は剛くんなのかなと思いました。そこにいるけど居ない、だから「誰か(=剛くんを)愛するネオン(=ペンライト)」。それを見て泣き見惚れてる剛くんが想像できます。いや自論なんですけどね。

 

Topaz Love…
輝き暴れた宝石 恋の色彩(いろ)の宝石よ
Topaz Love…
あなた目掛けるネオンが綺麗
泣き見惚(みほ)れては… サイレント…

ここの「サイレント」というのが最初の「そっと黙る」に掛かってくるのが憎いなと思いました。重ねて重ねて畳み掛けてくる堂本剛しゅごい。天才。それしか言ってないけどマジで天才のそれ。

そしてここ、「サイレント」自体も「耳を澄ます寂しい世界」に掛かってるんですよね〜‼️ハンパな‼️‼️

そこから聞いている人に一度耳を澄まさせて、次の心の声を表しているような二人の掛け合いに持っていくんですよ。ホンマ憎いことする。

 

誰を好きになってもいいの
いちどきりのあなたを好きでいたいよ

結ばれることをどこかで恐がり
嘘ついて恋していいの?
廻り逢ったくせに 結ばれず夢の途中
覚めないあなたが痛いよ

光一さんサイドは素直な感情を歌い上げている。

対して剛くん側は不安がる感情を歌い上げている。

ここ面白いところで、ある意味ではジャニーズの王道を行く光一さんが真っ直ぐな心情を歌い上げていて、ジャニーズらしくないところを行く剛くんが少し不安げな心情を歌い上げている。光一がこういうことを歌ったら良いんじゃないかと思いながら歌詞を書く(ニュアンス)、とかつて言っていた剛くんがこう歌わせたいから、こう歌いたいからとここの歌詞を書いたことにひれ伏すしかないです。スバラ。

そしてここはさらに面白くて、どちらにも共通してるのが「恋するひとの独特のズルさ」を有してるところ。「誰を好きになってもいいの」と自分の想いを正当化したがるところや、「廻り逢ったくせに結ばれず夢の途中覚めないあなたが痛いよ」と、自分と結ばれない「あなた」の想いが間違ってると否定したがるところとか。

ここ本当に面白くて、バラバラなことを歌ってるのにバラバラじゃないんですよね。それって結局根底に「恋するひとの独特のズルさ」があるから。そして最後の「いいの」と「いたいよ」の重なりもあるから。それぞれ肯定と疑問、希望と感覚、正反対でいながらバラバラじゃない。ここでふと薔薇と太陽、アン/ペアを思い出しました。バラバラなのにバラバラじゃない、ニコイチの不思議な感じが好きですね。

音的にも面白くて、ゆとりを持ってリズムを刻む光一さん側と細かくリズムを刻む剛くん側になってて。剛くん側が小節に音を詰めてる部分にすごく切なさが募るんですよ。(OアルのSlashの刻むような差し迫るような感じを思い出すからかもしれません。)

ここ語り出すとマジで3日くらいは語るのでそろそろ黙っておきますね……。

 

 

いやほんとKinKi Kids堂本剛堂本光一はとんでもないもん産み出したもんですよ。こういう合作を今年は増やしてくれるんでしょう?なんなら全部作詞作曲KinKiなアルバム作ってくれてもいいんですよ???

25周年のあれやこれや期待してますんで、よろしくお願いしますKinKi様……

私はまだまだKinKiを聴き、応援していきますので何卒、何卒よろしくおねがいします…………