先生の舞台「Kento Kurou in Dark retribution」観ました
DVDがずっと観れてなかったのでやっと観ました。
リンク貼っときます。
以下から雑感。
ただいまー!なんて叫ぶ先生が可愛かったり、弱虫なんかじゃない!と泣き叫ぶ先生に鳥肌が立ったり。
甘噛みも多かったけど、すごい頑張った公演なんだなぁと思いました。苦労も努力も垣間見えた映像でした。
個人的には百合野さんが好きです。メガネ可愛いね。椎名さんと香川さんも好きだよ。
「Kento Kurou in Dark retribution」ーーー闇の報復、また闇の報いの中にいる九瓏ケント、ということで、先生自身がその中に身を投じてる、っていうタイトルが凄いね。
お兄さんが生きてるだけで弟への報いになってる、つまり闇の報復、報いみたいな……上手く言えねぇな。
お兄さん自身は憎く思ってるところはあるんだろうけど、先生はお兄さんが思うそれ以上に考えてるというか、考えすぎてるというか、自分を縛り付けてるところがあるんじゃないかな。だからこそ顔を見て話せないとか。全然ちょっと上手いこと言えないけど。まぁそれはいいとして。
アルスマグナ内では一番大人であり、大人でいなきゃいけない(まぁ一番子供ではあるけどw)先生が、九瓏の家に帰った途端に子供扱い、また子供に戻るのが新鮮だったかな。
アルスにいるときも子供っぽい時はあるけど、家では尚更子供というか、幼い頃から慣れ親しんで、築いてきた関係性が垣間見えて良かった。
でもそこがあるからこそ、先生の子供の部分が「あの日」のまま止まってるのかなとか思ったり。思わなかったり。
先生をぶっ叩いたところで、執事さんたちの時間も動き出してる……んじゃないかなとは思うけど。
学問に関しては優秀であり、スポーツ万能で容姿端麗の兄と、何をしても落ちこぼれの弟。その二人に降りかかる事故があり、そこから時間が止まったまま23年。
そんな二人が改めて顔を合わせて、時間を進める、そんな舞台でした。
弟の時間を止めてしまった兄と、兄の時間を止めてしまった弟。お互いにしか時間を進めることが出来ない、他人には入る隙のない二人の間で、執事達は大変だったと思うなぁ。
お兄さんは、優秀で居続けることが、いずれ家督を継ぐことになるであろう自分の役目であり、つまりそれが兄であり、その背中を見せていくことが役目だという考えだと思うんだ?
だからこそ、黒魔術に傾倒する弟を「それは違う」と正そうとして、その事故が起きてしまったのかなぁと。それで全てが無くなって、時間が止まっちゃった。
弟の方はそんな兄の時間を止めてしまったこと、壊してしまったことに引け目を感じている。
あと弟の自分は家を継ぐべき器じゃなく、期待もされていない(もしくは以前の兄より劣っているから)と思っていて、かつ自分は家を継ぐべきじゃないと思っていて、ずっと家から逃げてたんじゃないかなぁと。兄に合わせる顔がないから逃げてたのかなとか。弱虫であり、泣き虫なケントくんだからね。
そんな二人が後継の話をきちんと受けて、きちんと謝れて、仲直りして、ってなかなか胸が熱いところがありますね。なんかちょっとうまくまとまんないですけど。
あと知らず知らず一人になろうとする先生って図は、なんとなく奏くんとかぶるね?
兄にコンプレックスを持つ弟、って意味でも、奏くんのこととかほっとけないんじゃないかな先生。
他人事じゃないというか。まぁ本質は全然違うんだけど、そういう意味では先生も奏くんのこと気にかけてるんじやないかなとか思ったり。
奏くん自身は先生のことは知らないだろうからアレだけど、一人になろうとするとことか、抱え込むところとか、似てる部分に気にかけてると思うけどなぁ。
まぁ、夜空組が好きが故の妄想なんだけども。
そして全編通して、なんかちょっとSHOCKに通ずるところもあるなぁとか思ってた。
走り続ける背中を見せ続けることが、座長としてそうあるべきだと思ってるコウイチと、そんなコウイチの時間を止めてしまう弟分。ね。
そして一人になろうとする節もある。
どちらもきちんと和解して、時間を進めるからね。
まぁSHOCKに関しては続きはないけど、Dark retributionに関しては続きがあるからなぁ。たぶんこれ続編ありきの作りじゃないかな。
DVDの話だけだと、ただ単にトラウマ見せられて家継ぐ継がないの話して仲直りしただけだからね。ちょっとこれだけでは消化不良というかモヤっとすんねんな。その先がちゃんと見たいというか。
……まぁ今あるアルスマグナっていうのがその続編の答えというか内容というか、そういうことになるんだろうけど……。
でも九瓏ケントっていう人の掘り下げとしてはいい舞台だと思いました。深みが出たようにも思います。
これから先の舞台でどうなるか期待。かな。9月に行くので楽しみです。